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インタビュー

にっこり体験(収穫体験+農業体験)

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にっこり体験(収穫体験+農業体験)

Q1.なぜフィールドパビリオンに参画したのですか?

農業の面白さを“伝わる形”で、もっと遠くへ

 もともと観光農園や収穫・農業体験を続ける中で、「もっと農業の面白さを伝えたい」「万博ともつながりたい」という思いがありました。一方で観光農園はPRの難しさも感じており、発信の後押しになる仕組みを探していました。フィールドパビリオンは兵庫県の“オフィシャル”として紹介される点が心強く、自分たちの挑戦を広く届けるチャンスになると判断。さらに、異業種と出会い連携を生む場としても価値を感じ、参画を決めました。応募の決め手になったのは、研修や交流を通じて“磨き上げ”ができる点。自分たちの取り組みを言語化し、写真やストーリーで伝える力を高めながら、来訪者との接点も増やせると考えました。

Q2.参画前に期待していたこと、参画して感じたギャップは?

万博を入口に、万博“以後”へつなげる手応え

 参画前は、万博をきっかけにインバウンドや遠方からの来訪が増え、但馬にも新しい流れが生まれることを期待していました。実際には、万博に関心が集中する時期もあり、周辺エリアの伸び方は想定と違う面もありました。ただ、その分「万博で終わらせない」取り組みの重要性を実感。フィールドパビリオンが継続していくからこそ、そこで得たつながりを育て、万博“以後”の集客や関係づくりへ発展させる手応えを得ています。今は、体験そのものの質を高めつつ、SNSや口コミを起点にリピーターやファンづくりへつなげるフェーズ。万博を入口に、日常の観光・学び・食への関心と波及させていくことに可能性を感じています。

Q3.活動を進める中で苦労したことは?

“届け方”を磨けば、体験価値はもっと伸びる

 一番の学びは、「良い体験でも、自然に伝わるとは限らない」という気づきでした。万博出展などで反応や口コミは生まれましたが、次の来訪や購入につなげるには、継続的な発信と導線づくりが欠かせません。だからこそ、参加者同士で連携しながら魅力を見せ合い、点を線にしていく工夫が必要だと感じています。農業は毎日が挑戦ですが、その挑戦を“伝わる形”に整えることで、体験の価値はさらに伸ばせると前向きに捉えています。例えば、収穫体験の楽しさや旬の味わいは、実際に来て初めて伝わる部分が多いので、写真・短い動画・参加者の声など“体験の臨場感”を可視化していくことが鍵。課題は裏返せば伸びしろで、改善を積み重ねるほど強いコンテンツになると感じています。

Q4.取り組んで得られた効果や学びは?

出会いと学びが、発信と体験の“引き出し”を増やした

 大きな効果は、近隣プレイヤーとの出会いと、但馬の魅力の再発見でした。「この場所にこんな人がいる」「こんな体験ができる」と視野が広がり、連携の可能性も見えてきました。学びの面では、磨き上げ研修でインバウンド対応や文化の違い、分かりやすい見せ方(ピクトグラム等)など、観光の最新知見に触れられたことが収穫です。農業だけでは得にくい視点を持てたことで、体験設計や発信に活かせる引き出しが増えました。また、海外のお客様は『人に会って話す』『ありのままの暮らしや食を味わう』ことに価値を感じるという学びもあり、無理に作り込むより本質を丁寧に届ける姿勢が大切だと再確認しました。

Q5. 今後の展望や目標は?

農業を核に、地域が元気になる“拠点”をつくる

 将来的には、農業を核にした“道の駅のような複合施設”をつくる構想があります。直売所やレストラン、体験施設を備え、農業を起点に地域へ還元し、人が集まり関係人口が増える拠点にしたい。農業はやり方次第で可能性が無限大で、若い世代にも挑戦の場が広がっています。実際、相談があれば情報提供やつながりづくりにも関わりたいと考えており、「挑戦したい人はいつでもウェルカム」という姿勢で、農業の魅力を次の世代へ手渡していきます。農業が“かっこいい仕事”として選ばれる状態をつくるために、体験を入口に関心を育て、購入や関係づくりへ導く仕組みも磨いていきます。地域の仲間とも協力しながら、但馬全体の魅力を面として発信できる形を目指します。

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