❶ boh boh KOBE《セラピー》

　タラソセラピーとは、海(タラソ)と療法(セラピー)を組み合わせた造語。潮風に含まれる海塩粒子には、カルシウム・マグネシウム・ヨードなど体に必要なミネラル成分が含まれており、心身を整えたり自律神経を安定させたりする効果が期待されている。
　ひょうごフィールドパビリオンのプログラム『神戸タラソセラピーウェルネスクルーズ』では、神戸港クルーズを楽しむことができるクルーズ船「boh boh KOBE」で、クルーと共に深呼吸や、ロープを使った体幹運動等、気軽に体験できる。

❷森林植物園《ガイドツアー》

　昭和15年に造られた森林植物園は、当時、観光開発ではげ山になっていた六甲山地に緑を取り戻すために造られた。園内は、六甲山だけでなく、国内外の樹木、約1,200種がテーマ別に森林を構成されており、春はツツジ、シャクナゲ、夏はあじさい、秋は紅葉など、四季折々の植物の彩りを見ることができる。
　ひょうごフィールドパビリオンの『森林で学ぼう！遊ぼう！リフレッシュ！森林体感プログラム』では、多国籍な森林の魅力にふれるとともに、ボランティアガイドが歩きながら木々の魅力を紹介するもの。普段はあまり意識しない自然にある木の秘密にふれることができる。

❸キャッスルレザー《製作体験》

　1,000年以上の歴史がある白革なめしは、戦国時代に甲冑や馬具として使われ、時代の変化により草履や財布などが作られ、約350年前に「姫革細工」が誕生した。「姫革細工」は、この革に型押しと手描きで華やかな文様を施し、財布やバッグなどの小物に仕立てたもので、手になじみ、軽くて丈夫なことが特徴。
　ひょうごフィールドパビリオンのプログラム『兵庫県伝統的工芸品指定「姫革細工」の製作体験プログラム』では、鞄や財布など革製品の製造の際に生じる端材でキーホルダー製作を体験し、革の良さを身近に感じてもらうとともに、革の端材を有効活用することで持続可能な取組を考えるきっかけを提供している。

❹塩田温泉《宿泊》

　清流・夢前川のほとり、周囲にはのどかな田園風景が広がり、名峰・雪彦山を望む、湯暦300年と言われる播磨の奥座敷・塩田温泉。
　飲用も可能な温泉であり、「しょっぱいサイダー」のような味で胃腸にも良いとされている。効能豊富で古くから湯治場として栄えてきた塩田温泉は、四季折々の風情が楽しめる、隠れ家的な温泉地として名高い。

❺智頭町又は芦津渓谷など《セラピー》

　智頭町での森林セラピー®の特徴は、降雨·降雪の多い気候が育んだ深い緑の森と豊富な清流とが織りなす渓谷美を同時に体感できるところ。
　智頭町の森林セラピーロードを代表する芦津渓谷は、西日本屈指の渓流で天然杉と広葉櫢の混交林が四季を通して美しく、中国自然歩道から三滝ダム周辺を巡り、さらに源流域の渓谷へと続き、それぞれ異なる表情を見せる3つのコースが設定されている。

❻吉岡温泉《宿泊》

　吉岡温泉は、応和2年(962年)に発見されたとされる100%天然温泉で、池田藩の殿様・姫様の湯治場として愛された鳥取の奥座敷。その源泉の温度は53℃と各旅館でも全国平均(40℃前後)に比べ、いくぶん高い。足湯では湯に浸かったところが真っ赤になることもある。
　泉質はやわらかく、冷え性や関節痛に効くとされており、森林セラピーで疲れた体には特に癒される。

❼大山町《ガイドツアー》

　「大山」は見る場所、角度によって徐々に表情を変え、大山エリアは、登山やスキー、フィールドアスレチックなど、自然を満喫できる一大リゾートエリア。大山寺や大神山神社奥宮など歴史的な見どころも多く、大山山麓地域は、平成２８年４月に日本遺産に認定された。
　こちらで活動する『大山町ガイドボランティア』は、「ボランティアの精神」と「おもてなしの心」を持って、大山の恵みである町内及び近隣の観光地を訪れる方々に、この町の歴史文化や自然風土について、理解や愛着を深めてもらうことを目的に活動している。

❽豪円湯院《温泉》

　豪円湯院は、大山の標高750ｍに位置する日帰り温泉施設。還元値が高く、特に疲労回復効果に期待できる泉質は、大山散策や登山など、自然のアクティビティと相性抜群。
　また、併設のとうふ工場では、温泉源泉水を使った豆乳や豆腐の製造もしており、『食べる温泉』も名物で、地元の人から支持されている。

❾大山まきばみるくの里《体験》

　大山まきばみるくの里は、大山と日本海に広がる弓ヶ浜半島を同時に眺望でき、隣接した牧場では放牧された牛など豊かな自然を満喫できる施設。
　大山乳業の牛乳を使うスイーツ作り体験のほか、鳥取県産の牛肉や牛乳を贅沢に使った料理があり、大人から子供まで楽しむことができる。オリジナル商品を揃えたお土産コーナーやソフトクリームが人気。