智頭急行を中心にレトロな鉄道を満喫する旅
兵庫県「智頭急行 上郡駅」から鳥取県「智頭急行 智頭駅」を結ぶ智頭急行。そんな智頭急行を中心に巡るローカル鉄道旅。
所要時間2泊3日
交通手段公共交通機関
予算目安時期による
START
1日目
東海道・山陰本線「大阪駅」から「姫路駅」まで電車で約70分
「姫路駅」から「あくと」まで徒歩3分
❶あくと《サイクリング》
池田輝政が築いた姫路城。その築城と同時に造営が進められた城下町は、姫山を中心に、内曲輪、中曲輪、外曲輪を同心円状に配し、それぞれの曲輪が堀で区画され、整備された。
ひょうごフィールドパビリオンのプログラム『e-bike サイクリングツアー 旧街道をゆく姫路城下町めぐり』では、地元のガイドとともにe-bikeを利用し、現在にも残る歴史の街並みを巡る。姫路城には敢えて立ち寄らず、一般の観光客が立ち寄らない、姫路城を支えてきた地域の住民が見てきた風景にスポットを当てる。
- 住所:
- 兵庫県姫路市南畝町1丁目41番地
- URL:
- https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/program/40
問合せ先:株式会社あくと(上記URL参照)
ランチ:「えきそば」や「どろやき」がおススメ
山陰本線「姫路駅」から「上郡駅」まで電車で約35分
「上郡駅」から「Glass Studio刻」まで徒歩で約15分
❷Glass Studio刻《工芸体験》
「Glass Studio刻(とき)」は2005年、兵庫県に設立した吹きガラス工房。
ひょうごフィールドパビリオンのプログラム『ガラス工芸体験』では、ガラス工芸作品の作家である川原有造さんと共に、オリジナルのコップ ・花瓶・小鉢・ガラスはんこなどを制作する吹きガラス作品づくりを体験する。1点ものの作品づくりを通し、ガラス工芸について学べるだけでなく、モノを大切に思う気持ちを養うことができる。
- 住所:
- 兵庫県赤穂郡上郡町上郡837
- URL:
- https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/program/79
問合せ先:Glass Studio刻(上記URL参照)
「Glass Studio刻」から「上郡駅」まで徒歩で約15分
智頭急行「上郡駅」から「平福駅」まで電車で約25分
❸宿場町平福《宿泊》
兵庫県西部の川沿いの宿場町「平福」。古くは奈良時代初期(西暦700年頃)に編纂された『播磨国風土記』に「讃容の郡(さよのこおり)」という地名と当時の土地の様子が記されており、肥沃な土壌であったことや、鉄の採掘が行なわれていたことなどが伺える。
江戸時代には利神城の城下町として、また山陽側と山陰側を結ぶ「因幡街道」の宿場町として、経済的、文化的に栄え、現在でも佐用町平福地区には宿場町の面影が残っている。
- 住所:
- 兵庫県佐用郡佐用町平福
- URL:
- http://34cho.com/inn/
問合せ先:佐用町観光協会(上記URL参照)
宿泊先:NIPPONIA 平福 宿場町
2日目
平福駅から徒歩圏内
❹宿場町平福《ガイドツアー》
2日目も平福からスタート。
ひょうごフィールドパビリオンのプログラム『戦国時代へタイムスリップ!雲を突く利神城(りかんじょう)と宿場町平福ガイドツアー』では、「因幡街道旧宿場町平福」と、築城当時、山上の三層の楼閣が、あたかも雲を衝くがごとき威容から「雲突城(くもつきじょう)」と呼ばれていた「利神城(りかんじょう)」を巡り、まるで戦国時代にタイムスリップしたような気分を味わうことができる。
- 住所:
- 兵庫県佐用郡佐用町平福988−1
- URL:
- https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/program/118
問合せ先:佐用山城ガイド協会、平福観光ガイド協会(上記URL参照)
ランチ:鹿肉を使った、鹿コロッケ定食がおススメ
智頭急行「平福駅」から「智頭駅」まで電車で約50分
「智頭駅」から「智頭町内」まで徒歩圏内
❺智頭町《ガイドツアー》
藩政を偲ばせる町並みには、御茶屋の他、奉行所や制札場が置かれていた。その名残を残す史跡や道標などが残っている。
見どころは、智頭町往来に面する石谷家住宅。江戸時代に鳥取藩最大の宿場町として栄えた智頭宿のもっとも大きな建物で、国重要文化財に指定されている。観光ガイドの案内のもと、地域の歴史や文化、伝統などを感じることができる。
- 住所:
- 鳥取県八頭郡智頭町内
- URL:
- https://tottoreal-pavilion.jp/theme_s/1326/
問合せ先:一般社団法人智頭町観光協会(上記URL参照)
「智頭町内」から「諏訪酒造」まで徒歩で約10分
❻諏訪酒造《訪問》
「梶屋」の屋号を智頭宿に掲げる鳥取県最古の酒蔵「諏訪酒造」。その始まりは江戸末期で、蔵人達は「天のない酒造り(酒造りにはこれで完成・終わりはなく、日々努力を重ねねばならない)」を規範とし今日まで脈々と酒蔵を繋ぎ続けてきた。
ここでは諏訪泉の商品の試飲もでき、季節のおすすめや、そのときどきのおいしい食べ物に合わせたいお酒を選べる。取扱商品は、諏訪泉製品、おいしい食品、調味料、地元のおすすめグッズなど幸せな食卓のための各種商品を多数そろえている。
- 住所:
- 鳥取県八頭郡智頭町大字智頭451
- URL:
- https://tottoreal-pavilion.jp/theme_s/2263/
問合せ先:諏訪酒造株式会社(上記URL参照)
「諏訪酒造」から「諏訪神社」まで徒歩で約20分
❼諏訪神社《参拝》
弘安元年(1278年)に信州の諏訪大社より分霊をいただき、古くから軍神や鎮火の守護神として崇敬されてきた。その後現在の本殿は天保3年(1832年)、幣拝殿は明治37年(1904年)に改築され、境内は紅葉の名勝地として地元に愛されている。
また、信州の諏訪大社と同様の申年と寅年に行われる「御柱祭」は厳粛かつ勇壮である。
- 住所:
- 鳥取県八頭郡智頭町大字智頭227
- URL:
- https://tottoreal-pavilion.jp/theme_s/1731/
問合せ先:一般社団法人智頭町観光協会(上記URL参照)
「諏訪神社」から「智頭町内」まで徒歩圏内
❽智頭町《民泊》
鳥取県智頭町には、町面積の9割以上を占める森林や豊かな自然環境とかつて宿場町として栄えた歴史ある街道筋など、魅力的な素材が数多くある。また、田舎で暮らすおじいさん、おばあさん、おじさん、おばさんが、都市住民を暖かく受け入れる、人情味あふれるまちで、受入れ家庭の個性も色々だが、皆さん気さくで旅行者との交流を楽しみにしている。
ここでは、食事の用意も、後片付けも体験のうち。そんな日常で交わす会話も楽しみの一つ。ありのままの智頭町の家で、まるで遠くの親戚や友人の家に遊びに行くような、ゆったりとした田舎暮らしを堪能できる。
- 住所:
- 鳥取県八頭郡智頭町内
- URL:
- https://chizukankou-kurashiya.jp/stay/minpaku/minpaku/
問合せ先:智頭町民泊協議会(上記URL参照)
3日目
スーパーはくと「智頭駅」から「郡家駅」まで鉄道で約20分
若桜鉄道「郡家駅」から「若桜駅」まで鉄道で約35分
❾若桜鉄道《体験》
若桜鉄道の3両の列車は、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインした車両。水の青から八頭・若桜谷を彷彿させる「昭和号」、八頭町の秋、特産品の柿、魔除けの赤を表現したロイヤルレッドの「八頭号」、若桜谷の自然・気候・風土と調和した上品で美しいブリティッシュグリーンの「若桜号」があり、国の登録有形文化財に登録されている駅舎等と共にノスタルジックな旅が楽しめる。
また、若桜駅では、蒸気機関車(SL)・ディーゼル機関車(DL)を体験運転できる。昭和13年(1938年)に製造されたSL。現在は圧縮空気で走行できるように改造されているが、運転操作は本物と同様。一方、DLは昭和47年(1972年)製で現在日本で動くものは2両しかなく、その内の1両で駅構内を走行出来る。
- 住所:
- 鳥取県八頭郡若桜町若桜345-2
- URL:
- https://wakatetsu.co.jp/
問合せ先:若桜鉄道株式会社(上記URL参照)
※体験できる日はHPで要確認
若桜鉄道「若桜駅」から「鳥取駅」まで鉄道で約60分
「鳥取駅」から「鳥取民藝美術館」まで徒歩で約5分
❿鳥取民藝美術館《見学》
鳥取民藝美術館では、日本各地の民藝品と海外の民藝品を展示している。約5,000点の収蔵品があり、民藝研究家·吉田璋也による長年の蒐集品と、デザイン·プロデュースした作品を紹介している。建物は昭和32年に再建、その後2階を増築し、国の登録有形文化財になっている。
隣には、鳥取県内外の民藝品を扱う「たくみ工芸店」、地元の食材をふんだんに使った料理が食べられる「たくみ割烹店」がある。
- 住所:
- 鳥取県鳥取市栄町651
- URL:
- https://tottoreal-pavilion.jp/theme_s/1154/
問合せ先:鳥取民藝美術館(上記URL参照)
ランチ:食堂や喫茶店で食べられる、各店のオリジナルカレーがおススメ
「鳥取駅バス停」から「鳥取砂丘コナン空港」までバスで約20分