- 日本の縮図
JR加古川線を中心に一筆書きで巡るローカル旅
加古川線を中心とした公共交通機関で、丹波・播磨を周遊するローカル旅
所要時間
1泊2日交通手段
公共交通機関(タクシー含む)予算目安
時期によるSTART
1日目
JR福知山線「大阪駅」から「篠山口駅」まで電車で約75分
「篠山口駅」から「上立町」までバスで約15分
「上立町」から「王地山陶器所」まで徒歩で約5分
❶王地山陶器所《陶器体験》
丹波篠山と言えば、日本六古窯の1つ「丹波焼」が有名だが、歴史的な陶芸の他にも、多くの工芸家がいる。ガラス、木工、革、彫金、竹細工、草木染、日本刀など多岐にわたるが、共通しているのは、丹波の地に魅了され、移住してきた職人たちが多くいとるということ。
ひょうごフィールドパビリオンのプログラム『丹波篠山クラフトヴィレッジ「丹波篠山のものづくりの想いを体験する」』では、作り手と使い手を結ぶため、様々な工芸品の製作体験や購入、オープンファクトリーを体験するとともに、それぞれの職人が制作の場としてなぜ丹波を選んだのかを知ることができる。
※今回の体験先:王地山陶器所
- 住所:
- 兵庫県丹波篠山市河原町431
- URL:
- https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/program/222
問合せ先:丹波篠山クラフトヴィレッジ(上記URL参照)
「王地山陶器所」から「丹波篠山城下町」まで徒歩で約5分
❷丹波篠山 城下町《散策》
昔ながらの町並みが残り、歴史情緒溢れる篠山城下町。城下町では、河原町妻入商家群や武家屋敷群などの歴史的な建物はもちろん、古民家をリノベーションした飲食店もあり、この地域でしか味わえない雰囲気が楽しめる。
また、丹波篠山のシンボル・篠山城は、慶長14年(1609年)、徳川家康が、十五ヶ国、二十の大名に夫役を命じ、縄張奉行に藤堂高虎、普請奉行に池田輝政らが指揮を執り、大坂城を包囲し、豊臣家ゆかりの諸大名を抑えるために築城された。総勢8万人の労力による大工事で、わずか6ヶ月という短期間で完成した篠山城は、現在、財団法人日本城郭協会が選定した「日本100名城」にも選ばれている。
- 住所:
- 兵庫県丹波篠山市北新町2-3
- URL:
- https://tourism.sasayama.jp/ohshoin/
「丹波篠山市内」から「丹波大山駅」までタクシーで約10分
JR福知山線「丹波大山駅」から「谷川駅」で乗り換え、加古川線「日本へそ公園駅」まで電車で約60分
「日本へそ公園駅」から「にしわき経緯度地球科学館」まで徒歩で約5分
❸にしわき経緯度地球科学館《ガイド》
西脇市は、東経135度と北緯35度が交差する「日本のへそ」。日本へそ公園には、「日本のへそ」から経緯度・地球・宇宙を学ぼうをテーマにした科学館・にしわき経緯度地球科学館がある。ここでは、国内最大級の81cm大型反射望遠鏡を備えた天文台や体験型の展示物、デジタル式のプラネタリウムを切り口に、地球・宇宙の大きさや位置関係、環境問題等について考えることができる。
ひょうごフィールドパビリオンのプログラム『「日本のへそ」を歩き、地球と宇宙に親しむ』では、ガイド付きで日本へそ公園内にある2か所のへそ地点を歩いて巡ることで、なぜ2つのへそがあるのか、経緯度の決め方について学ぶとともに、地球の大きさを体感することができる。
- 住所:
- 兵庫県西脇市上比延町334-2
- URL:
- https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/program/203
問合せ先:にしわき経緯度地球科学館(上記URL参照)
「にしわき経緯度地球科学館」から「tamaki niime Shop&Lab 」まで徒歩で約10分
❹tamaki niime Shop&Lab 《Lab見学&体験》
世界の有名ブランドに生地素材を提供してきた北播磨地域の播州織は、他のアジア諸国に生産拠点が移行され、活力が失われてきたが、大量生産から小ロット多品種化、最終製品生産の高付加価値化への転換を進めてきた。玉木新雌氏はその第一人者で、新しい時代の女性像を創り出し、自ら体現していくとの思いでブランドを立ち上げ、現在では、綿花の栽培から、デザイン、機織り、製品化、販売まで一貫生産し、一点モノのモノづくりで世界展開を図っている。
ひょうごフィールドパビリオンのプレミアプログラム『新発見!デザイナーtamaki niimeによる播州織のものづくり体験』では、播州織の魅力を感じられ、自社内で生地づくりから作品になるまでの工程を全て見ることができるLab見学や、ワークショップを体験できる。
- 住所:
- 兵庫県西脇市比延町550-1
- URL:
- https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/program/2
問合せ先:tamaki niime Shop&Lab(上記URL参照)
宿泊先:西脇市駅近くのホテル
2日目
「西脇市内」から「播州織工房館」まで徒歩で約10分
❺播州織工房館《ガイド》
西脇市の地場産業「播州織」。現在は生産数量が往時の30分の1まで減少しているが、まちなかには当時の面影が多く残る。銀行家が建築した大正期の豪邸「旧来住家住宅」や、現役の木造校舎で国重要文化財に指定される西脇小学校、のこぎり屋根の播州織工房館、西脇区消防会館などの歴史的建造物が残る。また、銭湯や喫茶店など昔懐かしい昭和レトロなまちなみのほか、横尾忠則「Y字路」シリーズに登場する場所もある。
ひょうごフィールドパビリオンのプログラム『織都・西脇~播州織が築いた歴史・文化を訪ねて~』では、播州織のサイドストーリーとして、西脇の歴史的建造物の見学やガイドの説明を通じて、織物産業の繁栄がもたらした西脇市の歴史と培われた暮らし・文化に触れることができる。
「東本町」から「西脇市駅」までバスで約10分
JR加古川線「西脇市駅」から「滝野駅」まで電車で約5分
「滝野駅」から徒歩で約15分
❻神結酒造《試飲》
酒米の王者と呼ばれ、80年以上も最高級の酒米として君臨し続ける山田錦。加東市出身の研究者が加東市内で開発した酒米で、市内の大半が山田錦の生産に特に適している「特 A 地区」に指定されている。加東市に蔵を構える唯一の神結酒造では、地元で収穫された山田錦と自家井戸から汲み上げた柔らかい仕込水を用いて、飲み口のやさしい淡麗な日本酒を醸している。
ひょうごフィールドパビリオンのプログラム『目いっぱい楽しむ山田錦』では、酒蔵見学と飲み比べの他、加東市産山田錦と歴史」について語り部による講話や、「山田錦の酒器(ぐい呑み)」を作る陶芸体験ができる。
- 住所:
- 兵庫県加東市下滝野474
- URL:
- https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/program/64
問合せ先:加東市観光協会(上記URL参照)
※今回のコースでは、「神結酒造」への立ち寄りのみを想定(試飲:有料、蔵見学:要相談)
「神結酒造」から「闘竜灘」まで徒歩で約20分
❼闘竜灘《散策》
清流加古川の川底いっぱいに奇岩・怪岩が起伏し、落水の豪快なリズムは、圧巻そのもの。竜の躍動に似たことで名が付いた飛び鮎の名所として有名な闘竜灘は、毎年5月1日には鮎漁が解禁される。
道中には、加東市(旧:滝野町)とアメリカのホリスター市が姉妹都市提携したことから、ロデオ像があったり、「鮎もなか」を販売しているお店がある等、滝野の散策が楽しめる。
- 住所:
- 兵庫県加東市上滝野
- URL:
- https://www.hyogo-tourism.jp/spot/376
「闘竜灘」から「滝駅」まで徒歩で約10分
JR加古川線「滝駅」から「加古川駅」まで電車で約40分
JR神戸線「加古川駅」から「大阪駅」まで電車で約50分