豊岡市の地場産業と伝統工芸体験②
城崎温泉発祥の伝統工芸品 「麦わら細工」 歴史とものづくり、新しい芸術性の体験
城崎温泉発祥の伝統工芸品 「麦わら細工」 歴史とものづくり、新しい芸術性の体験
カバンストリートの屋根に雨がしとどに降っています。ぴちょんぴちょんと音を立てるのがなんだかかわいらしいですね。
さて、今回はひょうごフィールドパビリオンを中心に豊岡のあんなところやこんなところへ赴いてたっぷりと体験しましたので、それをお伝えできればと思います。
まず私たちが向かったのは、「Toyooka KABAN Artisan Avenue」さん。ここでは革小物の制作ができるということで、レザークラフトの動画を日夜見漁っている私にとっては垂涎ものの体験でした。入店した私たちを迎え入れるは、キレイに陳列されたカバンたち。
わー!!!!すっごい!!!
思わず声が出てしまいました。なんてたくさんの革や布!圧巻の一言に尽きます。おっといけないいけない、私たちは革小物を作りに来たのでした。それぞれミニバッグ、カードケース、スマホショルダーを選び、早速制作に取り掛かります。やはり革の質が非常にいいのが伺えました。工程に従って組み立てていきます。あっ、これ組み立てるのすごく難しい。えっ!もうできたんですか!はやっ。そんな感じで和気あいあいと会話しながらすすめることおよそ20分ほど。私たちの手には、かわいらしい革小物たちが収まっていました。
かわいい!なにこれ!超かわいい!できた時には大はしゃぎです。自分の手で作ったという付加価値もあるので愛着はひとしおです。
革小物制作がひと段落付き、次は三階のカバン作りを教えている学校へお邪魔させていただきました。
年齢層や性別、出身地もバラバラな人々が、同じ屋根の下で切磋琢磨しあっていた姿が印象的でした。
時刻は昼過ぎ。お腹がすきましたね。次は城崎温泉街で海鮮丼を食べに行きましょう!海鮮と言ったら「おけしょう鮮魚」さんへ行くしかない!
せっかくなので御膳を頼みました。なんと美味しそうな品々ではないですか!早速食べましょう。いただきます!ぱくっ、もぐもぐ。
美味しい。美味しすぎる。海から得られる栄養すべてを詰め込んだような味がします。言い表せません。実際の味はおけしょう鮮魚さんで直接どうぞ!!
お腹も膨れたところで、次の目的地へ向かいます。次は、「麦わら細工伝承館」さんです。館内に入ると、麦わら細工が多く展示されていました。見物もそこそこに、早速体験をしてみることに。あらっ、これが意外と難しい。麦わらが折れそうでひやひやします。ふう、なんとかできた!
私はさくらが散りばめられたキーホルダーを作成しました。難しかった…。判子をポンと押し完成!早速付けていこうと思います。
伝承館の中は、私たちが作ったものとは比べものにならないような精巧な作品だらけでした。それを昔の人々は一つ一つを手作業で作っていたと思うと、どこか気の遠くなるような、だけどどこか親しみのあふれるような、そんな気がしました。
なんだかちょっと小腹がすいたなぁ。城崎といえば温泉、温泉といえば温泉卵!!そうだ、温泉卵を食べに行こう。温泉寺へのロープウェイ駅の前に、温泉卵を作れるお店が構えられています。温泉卵を作る前に、但馬牛まんと城崎ジェラートを購入し、足湯で食べてみました。これが城崎温泉満喫セットよ。温泉卵には落書きができるそうで!一行でゆでた卵に落書きをして、パシャリ。
食べてみると、とろとろ、美味しい!すぐに食べ終わっちゃいました。
小腹も満たされたところで、時間が来てしまいました。豊岡へ戻るさなか、やはり体験や経験は人の心を潤すのだなぁとしみじみ思ったものです。とっても学びの多い一日でした!
いかがだったでしょうか?私たちが体験したことは誰でも体験できるプログラムです!但馬の伝統工芸や食文化をぜひ味わってください!!すごく楽しいので!!ではここまで読んでくださりありがとうございました!
取材者:芸術文化観光専門職大学 2年生 張 智恵