古地図でめぐる!城崎温泉ガイドツアー
選べる新旧 城崎温泉町めぐり (音声ガイダンスでめぐる城崎温泉&古地図でめぐる城崎湯島)
選べる新旧 城崎温泉町めぐり (音声ガイダンスでめぐる城崎温泉&古地図でめぐる城崎湯島)
美しい柳並木を歩きながら外湯巡りが楽しめる城崎温泉。2020年に開湯1300年を迎えた歴史ある温泉ですが、現在の城崎の町並みになったきっかけは1925年に発生した北但大震災。大震災を乗り越え、今の景色があるのです。このガイドツアーでは、古地図から城崎温泉の今と昔を読み解き、巡ることができます。
まず初めに頂いたのがこの地図。開くと古地図の上に今の地図が透けて見えるように重ねられており、今と昔の城崎温泉を比べることができます。素敵な地図を持っていざ出発です。
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外湯の一つ、「一の湯」は江戸時代の名医・香川修徳が日本一の良湯であると称賛した温泉。これによって湯治を目的に城崎を訪れる客が増えたと言われています。そして実は一の湯には、一の湯・二の湯・カギ湯・新湯・三の湯・かせ湯・常の湯の7つの浴槽があったそうです。古地図を確認すると本当に書いてありました。
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このような城崎温泉の変化を、他にも沢山知ることができます。ガイドをしてもらうなかで聞いたことを古地図で確認しながら巡るのはとてもわくわくする体験でした。
ツアーの最後に訪れたのは温泉寺。道智上人が創建した温泉守護のお寺です。北但大震災ではほとんど被害がなかったそうです。
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中に入ると、天井には鮮やかな絵が描かれています。一つ一つ違っていて見ていて飽きません。湯治に訪れた人はまず温泉寺でお参りをして、そこで祈祷した湯酌を持って温泉に入り、治したいところにお湯をかけていたそうです。
ガイドツアーを終えたあとは、ランチに「OFF KINOSAKI」を訪れました。温泉街を一本奥に入ったところにあり、外観はもちろん、店内もとてもおしゃれなお店です。
注文したのは但馬牛バーガーと但馬牛ステーキ。ステーキはお塩をつけていただきます。どちらも本当に美味しくて幸せなランチでした。
今回ステーキは300gで注文しましたが、200gから注文可能です。
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ランチのあとは少し城崎を散策。その中で見つけたお店をいくつか紹介します。
牛匠上田
まず紹介するのは「牛匠上田」というお店。究極の但馬牛、「但馬玄(たじまぐろ)」を取り扱うお肉屋さんです。お手頃なステーキ串やメンチカツも販売されています。お店の前にはお肉の自動販売機が!はじめて見ました。
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城崎温泉みなとや
「城崎温泉みなとや」は城崎温泉街の中心に位置する、老舗のお菓子・麦わら細工のお店です。江戸時代に旅館業として創業し、明治時代以降は菓子製造並びに土産物販売店として営業されているそうです。
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また店内で目を奪われたのが、並んだたくさんのこけしたち。こけしの優しい表情を見ていると自然と笑顔になりました。
城崎温泉街を歩いたあと、美味しいデザートを求めて訪れたのは「短編喫茶Un」。
店内には約3000冊の本が並んでおり、多様な文学に触れながらスイーツやドリンクを楽しむことができます。
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今回は生バターどら焼きとUnちゃんアイスチョコレートを注文。生バターどら焼きは、あんこの甘さと生バターのしょっぱさがとても良いバランスで美味しかったです。
最後は足湯で一日の疲れを癒やしました。
城崎は魅力溢れるまちです。
ぜひ城崎温泉の歴史に触れ、美味しい食べ物や美しい景色を体験してみてください。
取材者:芸術文化観光専門職大学 1年生 衣川 心音