日本の起源
日本最古の歴史書である『古事記』の冒頭に、日本の国土形成に関する神話が記されています。そこには伊弉諾尊・伊弉冉尊の男女二柱の神様が、生まれたばかりの混沌とした大地を矛でかき回すと、矛先から滴り落ちた雫が固まって「おのころ島」ができたと記されています。このおのころ島で最初に生まれた島が現在の淡路島とされ、島内には神話ゆかりのパワースポットや文化が数多く伝承されています。
神話から未来へ
「国生みの島」「御食国」と呼ばれ歴史、自然、食など 豊富な地域資源に恵まれた淡路島で、持続可能な地域社会モデル「あわじ環境未来島構想」に、 住民・企業・行政が一体となって取組んでいます。高い食料自給率・温暖な気候・豊富な日照・住民の強い団結力によって、エネルギーと食料のできる環境を活かして、『生命(いのち)つながる「持続する環境の島」』の実現を目指しています。
海人の子孫
海人と呼ばれた淡路の人々は、製塩技術と優れた航海技術で古代の王権を支えました。こうした足跡を残す遺跡が島内に点在し、歴史書にも記述されています。その航海技術は、近世の北海道・北方領土発展にも活かされました。国生み神話とゆかりの深い沼島の漁師たちは、海人の子孫としての誇りをもって、神話由来の場所を大切に守り続けています。