「山間地域」があり北部では「雪」が降ります
神戸の背後の六甲山系や県中部から北部にかけての中国山地では、雄大な自然が広がっており、林業が盛んな地域です。なかでも中西部に位置する宍粟市は市域の90%を森林が占め、「しそう森林王国」と呼ばれています。これらの地域は冬になると積雪があり、スキーなどのウインタースポーツが盛んに行われています。兵庫県には、日本で一番新しいスキー場を含め、西日本最多クラスの15カ所のスキー場があります。
人里の豊かさは健全な山から
兵庫県の面積の約70%は森林で、そのうち約40%は林業に関係する人工林です。日本は温暖で湿度が高い気候なので、昔から木造家屋や木製家具が重用されてきました。また、薪や炭などの燃料供給源としても重要な役割を果たしていました。一方で、山には水源涵養や二酸化炭素の吸収、野生生物の生息地としての役割もあります。生活面で木材需要が低下していても、森林が正常に維持されなければ、山のふもとだけでなく、下流の里や街、海の環境さえもが正常に保たれなくなってしまいます。
1年中楽しめる「神鍋高原」
神鍋山は、2万2千年前の噴火活動が確認されている関西で最も若い(※新しい)火山で、噴火口の形跡がはっきりと残るお椀型の小さな山です。そこに広がる神鍋高原は、四季を通じて様々な表情を見せてくれます。春は山菜採りやトレッキング、夏はパラグライダーやゴルフにキャンプ、秋は紅葉巡りに滝巡り、冬はスキーやスノーボードと季節ごとに幅広い楽しみが満載です。そして、一年を通じて、小鳥のさえずりと満天の星空に癒やされる兵庫北部の高原リゾートです。
「しそう森林王国」で身も心も健康に
「しそう森林王国」と呼ばれる宍粟市は、1,000mを超える山々や雄大な渓谷など、豊かな自然資源を有しています。宍粟市にある、関西の奥入瀬と呼ばれる「赤西渓谷」では、森林の持つ癒し効果を満喫する「森林セラピー」が体験できます。また、選定された50の山を登る「宍粟50名山」やレンタルE-BIKEでのサイクリングのほか、スキーやカヌーなど、自然を活用したアクティビティを楽しむことができます。